アンチアンパンマンな親たち…?
アンパンマンアニメを見せたくない!アンパンマンの洋服を着せたくない!とアンパンマンのが嫌いで批判的な親は少なくないと思います。理由は人によって違いますが、3種に分かれるようです。アンパンマンの暴力シーンとヘタレ具合が嫌い
とにかく暴力で解決?してしまうアンパンマンアニメ。アンパンマンを見始めてから、友達とトラブルになった時に「アンパンチ」と、手が出るようになる子もいるようです。(もちろん見てても手が出ない子供もいます。影響を受けやすいのも受けにくいのも個性ですから…)また、カレーパンマンやしょくぱんまんとグルになり、1対3でバイキンマンを集団リンチする点や、何回も顔を濡らしてヘルプを求めたり、成長してる感がないのび太的な感じが嫌いだという親も…
そのため、キャラグッズは持っているけれど、アニメは教育に悪いから見せていないという親は意外と多いようです。
アンパンマングッズが低クオリティかつダサい
デザイナーズハウスやデザイナーズマンションにこだわりを持って住んでいらっしゃる方、独身期間、子供が居ない期間が長かったご夫婦などは、アンパンマングッズのごちゃごちゃした原色の色合いが目障りに感じることが多いようです。家の中や衣類もご自身のセンスに沿って選んでいるので、アンパンマングッズを家に持ち込みたくない、アンパンマンの服を着せたくないと考え、アンパンマン自体を避けながら生活する方もいらっしゃいます。
確かに、木の玩具が散らかっているのと、原色のアンパンマングッズが散らばっているのを比較すると、同じ面積でも、アンパンマングッズの方が目立ち、部屋がより汚く見えますからね。
追加で、私がアンパンマングッズを買いたくない理由は、キャラ押し全面で、本来の作りが雑で、役に立たない上に、壊れやすいからです。うちのお風呂用水陸両用車も、水の上では空回りな感じで全く進まず、陸はガタガタ大きな音を立てながら少しだけ進みます。明らかな設計ミスではないでしょうか。アマゾンや楽天のレビューを見ても、アンパンマングッズの親の満足度は低いです。
アンパンマンの必要性を感じない
アンパンマンが大嫌いというわけではないけれど、お昼寝や仕事の時間とかぶっているので、録画してまでわざわざ見せたり、グッズを買ったりする必要は無いのでは、と考えているタイプです。生まれたときからアンパンマンを知っているわけではないので、わざわざアンパンマン漬けにする必要は無いけど、もし子供がハマったら否定はしないかな~、アンパンマンが嫌いな子に育てる気も無いけれど…くらいのゆるいスタンス。
アンパンマンアニメを見せない?!他のアニメは?
アンパンマンアニメを子供に見せない親たちには、アンパンマンだけを見せないグループ、アニメ全般を見せないグループ(教育テレビは見せる)、テレビを積極的に見せないグループがあるようです。子供がアンパンマンやクレヨンしんちゃんのマネをするのが嫌で見せてない親でも、キティはOKだったり、教育テレビ(NHK教育やしまじろう)はOKだったり、みんな様々なようです。
我が家はテレビ自体を見せないタイプだったので、アンパンマンだけでなく、教育テレビもほぼ見てません。見せていいかは親が一度見て判断しています。
ハローキティといっしょ!
ハローキティは性格が悪く、ほとんど親の言うことを聞かないか妹のミミィをいじめているかの2択なので、見せません。土日のスタッフが少ない時間帯に、託児所では見たことがあるようです。おかあさんといっしょ
おかあさんといっしょは、特に魅力を感じないので見せませんし、働いているとその時間には家に子供は居ませんし、わざわざ休日に見るもんでもないと思います。うちの子はブンバボーンも知らないし、わんわんうーたんも分かりませんが、特に問題なく過ごしています。クレヨンしんちゃん、プリキュア、◯レンジャー、仮面ライダー、妖怪ウォッチなど
言葉遣いが汚いので見せません。「マジ」とか「ム~リ~」とか言ってほしくないので。唯一、プリンセスプリキュアの時は、「ごきげんよう」など、お嬢様の言葉遣いだったので、見せてもいいかな~と思いました。
しまじろう
たまに祖母宅で見てます。歌などが正直微妙な時もありますが、しまじろう達の言葉遣いがあまり汚くないし、動物や昆虫などが実写で出てくるので、役に立つ気もします。アニメだけなら見せないです。
小さなプリンセスソフィア、ドックはおもちゃドクター
DVDなどでたまに見てます。 言葉遣いが綺麗、本気の悪者が出てこない、何かをやっつけるのが目的のアニメではない、ソフィアやドックが成長していく、などの点で優れていると思います。ただし、ほぼ英語で見てますので、アニメというよりも英語学習ですね…
アニメを見せなくてもアンパンマンブームは来る?
さて、家で全くアンパンマンアニメを見せずに育てたら、アンパンマンブームは来てしまうのか、それとも来ないのか…?!上の子のアンパンマンブームは来なかった!!
上の子が0歳の時から私が与えたおもちゃはボーネルンドやフィッシャープライス、タイニーラブのもの。新生児期から見えやすい原色というポイントを抑えつつも、アニメっぽくない(キャラ立ちしない)ものばかり。
しかし、遂にその時がやってきてしまいました。
1歳の誕生日プレゼントに、主人が相談なしに買ってきたのはアンパンマンよくばりビジーカー!!
家のインテリアから明らかに浮いたソレは異様な存在感を放ち、色んな意味で泣きそうでした。
そして、主人の実家には、義母が買い揃えた、知育とは程遠い知育風のアンパンマングッズがどんどん溜まっていきました。(申し訳ないけれど持ち帰りませんでした)
さらに、義母が勝手に主人の従兄にお下がりの無心をし、我が家にアンパンマンかるたが流れ込み、託児所の運動会の練習でアンパンマン体操を繰り返し…
遂に来る?!アンパンマンブーム?!と思ったのですが、アンパンマングッズをねだられることもなく2歳半を過ぎ、うちの子が最初に興味を示したのは妖怪ウォッチ。
託児所が縦割りのため、よくうちの子のお世話をしてくれるお兄ちゃんが妖怪ウォッチにハマっていた影響のようでした。
しかし、ドハマりすることもなく、もちろんアニメも見たことがなく、USJでもようかい体操は踊れず、登場人物も、妖怪ウォッチ(=ジバニャンとかブシニャンとか)、おばけ、男の子のお兄ちゃん、と、全然わからないまま終了。
次に興味を示したのはドクターイエローやトミカ類。半年間車好きが続き、車の窓からユンボが見えると大興奮。トミカ博を熱望… 誕生日プレゼントはトミカを希望。
1歳、2歳でアンパンマンミュージアムにも行きましたが、特にキャラが好きということもなく、仕掛けとボール遊びとすべり台を満喫し終了。USJでモッピーやエルモと触れ合う時やトミカ博に行った時のテンションと同じでした。
託児所が保育時間中にテレビを見せない方針だったので、早期からアンパンマンに触れなかったのが良かったのかもしれません。
4歳となった今、縦割り幼稚園で、年上の子達に教えてもらいプリキュアやプリンセス、ドラえもんのキャラクターを覚えてくることがあるものの、プリキュアの世代交代も知らず、 ドハマりすることもありません。下の子を喜ばすためにアンパンマンを書いてくれることはあります。
青い機関車も赤い機関車も全部「トーマス」です…
性格なのかもしれませんね。
下の子は1歳頃からアンパンマンブームが…
逆に、同じようにアンパンマンアニメを全く見せずに育てている下の子。しかし、生後3ヶ月程度で小児科に受診した際に、おもむろにアンパンマンの動画が流れるタブレットを渡され、吸入中に定期的に見させられました。強制で。
生後3ヶ月って、アンパンマンはもとより、動画全般を見せてなかったので、小児科でタブレットを渡されたのは衝撃でした。アンパンマン見なくても静かに吸入くらい出来ます。。
そして、生後8ヶ月くらいで、押し入れにしまってあったアンパンマンミュージアムのおまけのおもちゃを上の子が出してきた所、興味を示し始めました。
さらに、1歳手前で、しまいこんであった上の子の玩具のアンパンマンカーを出してきた所、物凄い食いつき。
上の子はまたがって動くことがメインで、ごちゃごちゃついているアンパンマンの仕掛けにはあんまり興味がなかったのですが、下の子は乗ることよりもアンパンマンのごちゃごちゃに興味がありました。
さらに、買い物中もアンパンマングッズがあると、指差して「パンマン」と教えてくれます。
義母宅はアンパンマンパラダイスのようです…
アンパンマンブームが来るか来ないかの違いは?!
二人を育てて思ったのですが、アンパンマンに反応する時期、つまり、丸いものや左右対称のもの、赤いものに興味を示す時期(0歳)にアンパンマンを見せると、ハマるようです。上の子がアンパンマングッズにいっぱい触れたのは、1歳の誕生日以降だったため、アンパンマンの敏感期を完全に過ぎており、アンパンマンブームを免れました。
一方、下の子は0歳で、小児科受診のたびに強制的に見せられ、また、家にも上の子のアンパンマングッズなどが少量あったために、アンパンマンに反応を示す時期にアンパンマンを知り、ハマったようです。
アンパンマングッズを避けたい!傾向と対策は?!
アンパンマングッズを家に流入させたくない!ともし思っているパパ・ママが居るなら、やらなければならないことが結構いっぱいあります。まず、自分が変な人と思われても、「アンパンマングッズは買わないことにしている」と公言すること。祖父母世代やアンパンマンを与えて育てているご家庭、独身の方などは、「子供にはアンパンマングッズ!」と盲信しているので、お祝いやお下がりなどで多量に流入する危険があります。
角が立ちそうなら、「アンパンマンには興味が無いみたい。トーマス(ミッキー、キティなど)の方が気に入ってよく遊んでいる」とか言っちゃってもいいかもしれません。
私は祖父母が祖父母の権利で買い与えるのは止めませんが、キャラクターグッズ全般が苦手で、家にあると落ち着かないので、家には持ち帰りません。他に、我が家では、ガチャガチャはしない、屋台に寄り付かない、お子様セットを無駄に買わない、という点を気をつけています。
(うちは金も口も手も出してほしくないタイプなので、プレゼントねだったりしたことないですが、祖母が単独で買い物に行き、孫の意思と関係なく買ってきます…)
うちの子たちはマックをまだ食べてませんが、ハッピーセットには無駄なおもちゃが付いてきます。モスでもお子様セットは無駄なおもちゃがついてくるので、単品にバラして買ってます。
そして、流入してきたアンパンマングッズは、自分の好みに合わなければ、寄付したり譲ったりします。
子育てひろばなどでは、アンパンマングッズを快く受け取って頂けますし、捨てるよりも心が楽なので。
アンパンマングッズと折り合いをつける
子育てには妥協も必要です。避けても避けても流入してくるアンパンマン。ずっと見続けるのはしんどいけれど、ここまでは許せる、という自分の許容範囲を見極めることも親として大切だと思います。
我が家では、常に目に入る状態ではないもの、例えばお風呂グッズやパジャマ、ビーチボールなどはお下がりや自分で買ったものを使っています。
アンパンマンが好きではないと子供に伝える
賛否両論あると思いますが、私はアンパンマンが好きではないと言葉でコミュニケーションとれる年齢になった時点で子供に伝えました。子「妖怪ウォッチ好きー」
親「そうなのー、どうして?」
子「妖怪ウォッチ(=たぶんジバニャンのこと)が出てきて助けてくれるんだって、お兄ちゃんが言ってた」
親「そうなんだ~助けてくれるんだ~、いいねぇ」
子「お兄ちゃんたちみんな妖怪もってるんやで~」
子「アンパンマン好き~」自分の意見を子供に伝えて議論することは悪いことではないようで、「子供哲学講座(3歳4歳)」でも同じような問いかけを幼児がされてました。
親「そうなのー、どうして?」
子「バイキンマンがわるいことしたらアンパンチで助けてくれるんやで~」
親「えーそうなの?お友達が悪い事したらパンチしてもいいの?」
子「バイキンマンはオトモダチじゃないんやで!」
親「じゃぁ、オトモダチじゃなかったらパンチしてもいいの?」
子「うーん。」
親「◯◯ちゃんは、公園で悪い子に会ったらたたくの?嫌なことされたらパンチするの?」
子「しない!」
親「そうだよね。お口でやめてって言えるよね。お母さんはアンパンマンは叩くから嫌な気持ちだな~」
子供から、思いもよらない答えが返ってくるかもしれませんよ。
以上、アンパンマン嫌いの話でした。