【1歳4歳】家で片付けできない子供の子育て。失敗した方法と成功した方法まとめ

片付けできない上の子。3歳~4歳で失敗した方法まとめておきます

1歳~2歳代までは片付けができていた!!

とにかく褒める

0歳で、物を持ちながらはいはいを始めた頃から子供は片付けをはじめました。その頃はただ箱に入れただけでとても褒めるということだけやっていて、ヨチヨチ歩き始めた1歳頃はおもちゃ箱に入れに行くということそのものが遊びのような感覚だったと思います。
イヤイヤ期が始まる前の1歳代に、「これお片付けできるかなー?箱に入れてきて!」と片付けさせて、出来たらオーバーに褒める、撫でる、抱きしめる、ハイタッチするという方法で、単純な1歳の時期に片付け習慣をつけておくのは2歳代を乗り切るには効果的かなと思います。

不必要におもちゃを買わない

物を管理できる能力には大人にだって限りが有ります。小さい子ならなおのこと、親が持ち物や量をコントロールする必要がありますし、量が多すぎると片付けできません。
我が家はガチャガチャやおまけつきのものを一切買わない、祖父母からのプレゼントやお下がりを安易に受け取らないということを徹底しました。
義母が勝手に無心したお下がりのおもちゃは義母宅に、義母が自己満足で買ってきたおもちゃも義母宅に。実家からの誕生日プレゼントは入念な打ち合わせがないと受け取らないか、(お出かけ用のドレスとかレインコートと傘のセットとか)実用品にしてもらう…
その結果、我が家で一番無駄なおもちゃは、主人が上の子の誕生日ギリギリに焦って買ってきた誕生日プレゼントで、しかも、本人が全く希望もしていないもの。
さすがに捨てはしないけど邪魔です。
主人の育った環境では、欲しいものを聞いてプレゼントするという習慣が無いようで、自分が与えたいものや百貨店のおもちゃ売り場で勧められたものを相談もなく確認もなく買ってきます。そして、対象年齢も合っていないし、子供も喜ばないことが多いです。

ラベリング

お片付けに悩んでいるママの中には、ラベリングがいいよーって聞いたことがある方も居るのではないでしょうか。
片付けなさい!とただ言うだけでは、子供は困ってしまいます。おもちゃを持ち上げては見たものの、どこに置けば正解なのか分からないんですよね。しまう場所が決まっていないと小学生くらいまでの小さい子供は片付け出来ません
我が家では、上の子が1歳になった頃にラベリングを行い、おもちゃの指定位置を決めました。
1歳半頃から下の子もクレヨンや折り紙など自分で片付けしに行けるようになりました。
文字が読めるようになる2歳半くらいまでは、しまった状態を写真にとって棚などに貼り付けておくと視覚的にも分かりやすく、片付けしてくれるようになります。

3歳でまさかの片付けできない子供へ転落…

フルタイム勤務だと家にいる時間が少ないので、家で子供が遊ぶ時間ももちろん少なく、2子出産のために私が仕事を中断した2歳後半までは、この3つの方法で我が家のおもちゃは綺麗に片付いていました。
しかし、切迫早産で3歳過ぎから2ヶ月間私の実家で甘やかされた上の子、3歳という第一反抗期、赤ちゃん返りも重なり、全く片付けをしない子供に成り下がっていました…

家の中に新生児が居ても、二人目なので赤ちゃんのものはほぼ増えてません。
なのに、3歳児が全くもって片付けないし、次から次へとおもちゃを出すので、産後の寝不足でフラフラな身体で片付けても片付けても部屋が汚れ、殺意に近いイライラとした気持ちが込み上げてきます。

叱る

精神的にも肉体的にも疲れている状態で、よくやってしまう方法です。「片付けなさい」と怒鳴りつけました。どうして以前出来ていたことが全く出来ないのか、私には理解できませんでした。
出産中預かってくれたのは有り難いけれど、片付けをさせずに甘やかせた実家にも怒りを覚えたような気がします。
上の子は私の反応を見ながら、怒り狂っていると知りながら遊び続けていました。
その顔は本当に憎たらしく、上の子可愛くない症候群ってこういうことなのか…と実感しました。
そして、怒鳴っても叱っても、全く片付けませんでした。

時間を区切る

時計の針が12になるまでに片付けようね」とか言ってリミットを決めて片付けさせる方法です。あと20分だよ~、あと10分だよ~、と言っても全く響かず、「あと5分しか無いよ!!」でも片付けず、最後は「片付けろってんだろうがっ!」と暴言を吐きたい気持ちを抑えつつ、撃沈しました。

10まで数える

そもそも、時計が読めるか読めないかの、時間感覚が未熟な3歳児に時計の針とか言っても無意味まんじゃないかと思い、「10まで数える間に片付けを始めなさいよ。始めなかったら鬼になるからね!10、9、8、…」と、片付け開始時間を強制的に決めるという方法をやってみました。時間を数えられるのは3歳児にとって嫌なことのようで、10数える間に片付けを始めたくない子供は、0まで数え切らなければ鬼にならないと思ったのか、親の口を押さえに来るという暴挙に出ました。
窒息しそうなのでこの方法は却下。

競争する

「お母さんはトミカ片付けるから、あなたはプラレール片付けてね」って感じで、おもちゃの種類ごとに担当を決めて片付けの速さを競う方法です。兄弟で競わせてもいいし、「お皿洗いとどっちが早いかな~」みたいに家事と競わせてもいいかもしれませんね。
残念ながら、勝ち負けにこだわっていた時期(2歳代)を過ぎてしまい、うちの子にはあんまり効果がありませんでした。負けたくない気分の時は親の作業を妨害しますが、自分の片付けはしませんでした。

おやつで釣る

「おやつの時間だから片付けようね~、片付けたら手を洗っておやつにしようね」という方法です。食い意地が張っている子供には効果テキメンの奥の手だそうです。
が、うちの子は食物アレルギーがあって、もともと卵と乳が入ったおやつを食べていないし、フルーツも含めて、おやつの時間が特に好きというわけでもなく、おやつ食べるよりも片付けせずに遊び倒したいという気持ちのほうが大きかったようで、「じゃぁ、おやついらない」と…
確かに、友達などと遊んでても、「おやつだよ~」と呼んだらすぐに来る子と来ない子、おやつがなくなっても食べたいと騒ぐ子、さっと食べてまた遊び始める子が居ますもんね。
うちの子は、食に執着が無いんですよね。
おそらく昼ごはん抜きって言っても遊びたい気持ちが勝つと思います。

ご褒美シールで釣る

数回しか効果なしで、忘れ去られました…。そこまでして貼りたくないようで。。

片付けれたら褒める 

少しでも片付けれたらすかさず褒める片付ける量が増えたら追加で抱っこする、など、甘えさせる方法です。散らかっているおもちゃが少量なら効果がある時がありますが、散らかっている量が多いと、途中までも片付かずに終わり、片付けの途中で新たなおもちゃが出てきたりします。
そもそも、全く片付けない、片付ける気配のない日は褒めることすら出来ませんのでこの方法の出番がありません。
下の子が1歳になって片付けを始めたので、下の子が片付けできたら褒めて、上の子に見せつける→上の子も片付けをはじめる…というパターンで稀に途中まで片付くことがあります。

決まった音楽をかける

いわゆる条件付けという奴です。この音楽がなったらお片付けの時間だよ~みたいな。
これは、小さい子や精神年齢が低い子には効果があるのかもしれません。
うちの子はこの手が通用する時期を過ぎている感じでした…

片付けるまで放置する

叱るのに疲れたので、片付けるまで放置しておきました。もちろん、手出ししないと決めたのですから、「あのパーツがないの」と言ってきても「片付けたら出てくるんじゃない」と冷酷に放置します。
しかし、1週間以上しても全く片付ける気配がありません
おもちゃが重なった下にホコリが溜まり始め、このままでは健康被害もありそうなので(アレルギーがあるので)次の手段にうつることにしました。

強制的にルンバに掃除させる

全く片付けない状態の所にルンバを連れて行って、強制的に掃除させる方法です。折り紙や小さいパーツをどんどん飲み込んでいくルンバに頼もしささえ感じます。
そして、上の子は折り紙を食べてしまったルンバに恐怖を感じたようで、始めの1週間位はかなりの効果があり、泣き叫びながらおもちゃを片付け、下の子に近づいていくルンバを必死に手でガードしていました。
しかし、2週間を過ぎて、大きなものは食べられない、スイッチを押せば止まるということに気づき始め、勝手にルンバを停止させるようになってしまいました。

捨てると脅す、実際に捨てる

片付けないものは、大切にしていない大事じゃないものなんだから、もう捨てるね」と言っておいても片付ける気配が無いので、作品とも呼べない折り紙やぬりえを中心にどんどん目の前でぐしゃぐしゃに丸めてゴミ箱に入れていきました。有言実行です。
そして、散らかったおもちゃを「これも片付けないから要らないもんね」と言ってゴミ袋につめていきました。そして、クローゼットの奥にしまい込み、お下がりにしたり寄付したりしてその8割を家から無くしました(もったいないけど)
1袋に入りきる量が片付けられないって異常だと思うのですが、全く反省もなく、もくもくと折り紙でゴミのような作品を作り続けています。
上の子にとっては無くても困らないおもちゃなのですが、兄弟がいるともう上の子が使わないから捨てるとかあげてしまうといったことがなかなか出来ないし、下の子の玩具なのに上の子がとりあげて遊び始め、片付けないで放置するので、年子やひとりっ子じゃないと、年齢に合わないから捨てていくというのは難しいのかな~と思います。

汚しても良いスペースを作る

これは、大豪邸なら出来るのかもしれません。我が家には、クローゼットの有無などの間取り上、子供のみに与えることが出来る部屋はありません。あったとしても、散らかったままになっているのは私が落ち着きません。また、遊んで良いスペースは区切っているものの、「ここはおもちゃを置いて良いところではない」と何度言っても、4歳児は出来た折り紙作品やぬりえなどをダイニングテーブルまで持ってきて放置します。物が机の上にのっているとイラッとするので食事前まで片付けなければゴミ箱に捨てています。
宅配便の段ボール箱も格好のおもちゃになるようで、すぐに部屋に持ち込み、お風呂にしたりエレベーターに見立てたりしながらダイナミックに遊びます。3歳位からは、遊び自体が複雑になり、遊んで良いスペースに収まりきらない状態です。
上の子に加えて、ワンフロアで階段などが無いバリアフリー構造のため、てくてく歩き始めた1歳児も、上の子が放置しているおもちゃを色々な所へ持ち運び、どんどんややこしくなっていっています。

片付け作戦が撃沈なのに片付けてる?!

さて、知恵を絞れば絞るほど、どの方法でも片付けができない我が子に撃沈し、窮地に追いやられている親の私。
しかし、上の子が片付けをしないのは自分の家だけのことで、 お友達の家や、幼稚園や託児施設では他の子供が放り投げていったり散らかしたおもちゃを片付けて回っているんです。
お金払って遊びに行っているのにキドキドやスポッチャなどの娯楽施設で他の子のおもちゃをひたすら片付けているのはうちの子です。

いや、ソコではおもいっきり遊んだらええがな!
というか、スタッフの清掃代(お給料)もお支払に含まれてるんやから遊べよ!
家でできないくらい大暴れしてくれよ。そのために連れて出てるんやで!

下の子のお世話でバタバタしている私へのあてつけなのか。舐められてるのか…
子育てセンターのおばさまは「家と外の区別ができるほどかしこくなっている」と褒めてくださいました。
確かに、公の場ではしっかりしています。家でぐうたらするのは(食器をさげることすら出来ない)主人譲りか…

あきらめた…

褒める、おだてる、脅す…もう結構色々な角度から向き合いましたが、私が疲れてきたので、この子に家での片付けを期待するのをやめようという考えに至りました。
外で片付けれてるのだから、片付けが全くできない子供に育っているわけではないので、もう、おもちゃ以外の場所をきれいに片付けてお手本を見せつつ、子供を生暖かく見守るしか無いのでは…という結論です。

しかし、家が汚れるのは子供が元気な証拠だと言う人も居ますが、毎日汚されていく部屋を見ているとため息しか出てきませんし、1歳の下の子が片付けができるようになってきているので、片付けができない4歳児は悪いお手本としか思えず、はさみなど危険なものも放置するので、1ヶ月位どこかへ預けるか、フルタイム勤務して、以前のように、寝起きから夕食直前まで託児所で過ごして居て欲しい、家に居ないでほしいというのが本音です。

5歳1歳のお片付け

さて、上の子が5歳になりました。片付かない部屋で夏休みのほとんどを終えた我が家は、急に綺麗に片付き始めました。その方法は…

片付けないとどうなるのか説明する(苦手なもので脅す?)

親「最近ずっとおもちゃ片付けないから、おもちゃのあるところだけ掃除機かけたり拭いたり出来ないんだよね~。
掃除機かけないと、○○(下の子)がご飯食べた後のおいしそうなよだれや食べこぼしたものがずーっとついたままだから、きっと虫さんが食べに来ちゃうよね。」
子「でも網戸あるから入ってこないよ」
親「そう?玄関開けた時にお外から入ってくるかもしれないよ」
子「お父さんや○○が早くドア閉めないから入ってきちゃうんよ!」
親「こぼれたお菓子のおいしそうな臭いで、網戸でも通れるくらいの小さな虫が入ってきたら、掃除機かけてないから、食べこぼした美味しいものを食べてどんどん大きくなっちゃうよね。
○○のよだれがついたおいしそうなおもちゃも虫がなめちゃうし、眠っている時に美味しいよだれがついたお口の周りもかじっちゃうかもね~」
子「嫌だ!片付ける!掃除機かけて!」
上の子の片付けは、1歳代から大ざぱな分別や、ラベリング、不要なものの取捨選択をさせていますが、かなり雑です。
掃除機かけるよ~と言えば片付けるようにはなってきましたが、幼稚園から持って帰った作品は、全部大切なもののようで、床や食卓に置いていると捨てられてしまうと知っているので、折り紙の引き出しにとりあえず詰め込んでいます(ぱんぱん)。
掃除機がかけれれば、というか、ルンバが動ける状態なら私は満足なので、おもちゃ箱は1ヶ月に1回くらい中身の整理をしますが、他は放っておくことにしてます。