1歳半健診に引っかかった理由5つ!別室で行われたテストの内容は?

下の子が1歳半検診で問題ありの判断となったので記事にしておきます

1歳半健診は何をみるの?
1歳半健診の内容と合格基準は…

1歳半健診で引っかかった!別室のテスト内容は?

一歳半検診の集団での実地試験で引っかかると別室(個室)に通されます
集団検診では、隣で他の子が積み木をカチカチしていたら、積むよりもカチカチしたくなってしまったり、一緒になって投げたり、逆に、騒がしい環境で萎縮してしまったり、他のお母さんが連れてきた上の子や赤ちゃんが気になったり…
このような、他の人が多く居て気が散ってしまい、本来の結果が出せない子を検診で引っ掛けてしまわないように、個室の静かな環境で、同じような試験を行うことになります。
別室で行うことは以下の通りでした。

ごあいさつ

担当の方が「こんにちは。」と挨拶され、子供がペコリとするか、あいさつのような声を出すか、他人の目を見るか、椅子に座れるか(指示が分かっているか、親以外の人の指示に従えるか) を見ているようです。

つみきつみ

2.5cm角くらいの赤の積み木を何段詰めるかチェックします。 積み木のサイズや色は全国で統一されています。積み木が小さいサイズなのは、手でつかめるかではなく、指先でつまめるかをチェックするためです。3段詰めれば合格のようです。

指差し

犬、クルマ、はさみ、お茶碗、人形(赤ちゃん?)、魚が書いてあるK式(京大式)の絵柄と、他にもう一種類あるようです。どちらもレトロな柄ですが、これは、全国統一なので、変更はできません。
自治体によっては、クリアできなかった子のために「アンパンマン」などの分かりやすい絵柄のものを用意しているところもあるようですが、それがクリア出来たからといって、全国統一の1歳半検診がクリアできたことにはなりませんので、「日常生活で1歳半までに覚えておくべきものが覚えられていない子」というくくりに入ります。
このテストの合格基準はゆるく、2つの指差しが正確にできたら合格です。

型はめパズル

丸、三角、四角の3種類の型はめのチェックがありました。
1回目:まるだけ
2回目:四角だけ
3回目:型の左右をひっくり返してもう一度四角だけ
4回目: 三角だけ
5回目:型の左右をひっくり返してもう一度三角だけ
6回目:丸と四角
7回目:左右をひっくり返してもう一度丸と四角

最後は3種の型はめをして、左右をひっくり返してもう一度しました。

お絵かき

問診には「ぐちゃぐちゃ書きをしますか」と書いてありますが、実際には、ぐちゃぐちゃ書き(細かいジグザグ) ではなく、「ぐるぐるマルをかけるかな~」と聞かれ、実際に書かされました。
また、使った鉛筆を「ちょうだい」と言われて担当の方に返せるか(指示に従えるか)もチェックされてました。

入れ箱

コップがさねのうち、(おそらく1つずつ間を抜いた)3つを収納できるかチェックされました。
一番大きいのに一番小さいのを入れれるか、中間サイズを入れれるか、3つを重ねて収納できるかの順でした。積み上げはしませんでした。

バイバイ 

全てが終了し、バイバイと手を振れるかをチェックされて退出します。
ここでは、バイバイが出来るかだけでなく、バイバイの仕方が逆手バイバイや肘からの横バイバイだけになっていたり、ぐにゃぐにゃだったりしないかなどをチェックしているようです。

うちの子は指差し以外が完璧だったため、言葉をしっかり教えてくださいと注意され、半年後チェックとなりました。
さて、どうして下の子が検診で引っかかたか考えてみました↓

我が子の1歳半検診の敗因5つ

赤ちゃん言葉を使わずに育てていた

わんわん、にゃーにゃー、ぶーぶー、あんよ…。赤ちゃん言葉、大嫌いなんですよね、私が。
赤ちゃんが言いやすいのは分かっています。でも教え直すの面倒じゃないですか?
おさるがアイアイって言うなんてびっくりです。歌以外でアイアイになる要素無いじゃないですか。
なので、イヌ、ネコ、ウサギ、クルマ。ちゃんと固有名詞で教えています。
イヌだよ~わんわん鳴くねぇ、クルマだよ~ぶーぶー走るよ~とかは言いますが。
1歳過ぎには足のことを一生懸命「アーシュ」と言い始めました。 あんよなんて言う必要無いですよね。手は一文字で言いにくいので「おてて」と言ってます。
ですが、保健師さんの指差しの聞き方は「ぶーぶーはどれかな?」でした。
次女は「はぁ?」って顔してました…。長女は託児所で赤ちゃん言葉を習ってたので、ここで引っかかるのは全くの想定外でした。

数日前にわんわんを教えすぎた

タイミングが悪いことに、検診の数日前に実母が半年ぶりにやってきました。そして、「検診で指差しがあるんだよねー」と言った所、ベビークモンのカードで、「イヌ、わんわん」を教え込みました。
「わんわんどれかなー?」と聞き、イヌのカードを手にするたびに大喜びでべた褒めしたんです。
その結果、保健師さんに赤ちゃん言葉で何か聞かれるたびに意味もわからず、褒めてくれ!という顔で「イヌ」を指差す次女…
直前の偏った強化特訓は逆効果でした。

次女をほったらかしている時間が長い

上の子の時は気合いっぱいの教育ママだった私。仕事復帰までの半年間に単語から俳句、歌に至るまで0歳~3歳までのくもんのカードは網羅していました。七田のかな絵ちゃんカードもやってました。アウトプット(発語)は少なくても、かなりの語彙数を生後半年までにインプットし終えていたのです。
そして、復職後はバリバリの兼業主婦。そのため、上の子は0歳から託児所で手遊びや紙芝居、絵本の読み聞かせなど保育のプロの指導の元育ってきました
逆に、仕事を減らしていた次女の0歳時期。家にいるからといって次女の相手をずっとしているわけではなく、家事したりバタバタでかまっている時間は圧倒的に短い気がします。。反省。

もともとの性格

生まれつき、上の子と下の子は性格が全く違いました。上の子は新生児期から神経質で、起きている時間が長く、相手をしていないと泣くような赤ちゃんでした。そのため、家の中を抱っこして徘徊し、「ここはキッチンだよ~」と教えて歩いたり、カードをしたりして時間を潰していたのです。
一方、下の子は、新生児期が終わっても、夜も8時間寝たり起きていても1人で遊んでいたり、手がかからない子でした。それ故に手をかけていません…
そして、性格がとてもおっとりしています。上の子に追いつこうというガッツ?が見られません

日常生活が送れ、意思疎通がとれていた

下の子は、発育は全体的に(上の子と比べて)ゆっくりでしたが、話す言葉が少なく、指差しが的確ではないからといって、何も出来ない子ではありませんでした。
おむつが汚れたら教えに来るし、ズボンも自分で履くし、食事時には(腹時計で察知して)自分の器やスプーンなどを食器棚から出して自分の席に置きますし、食べ終わればキッチンまで下膳します。何かしたいことがあれば持った来たりして、言葉が出なくても、何を考えているのか分かりやすい子だったので、言葉が少ないことが気にならなかったんです。

親として至らなかった点を大いに反省しつつ下の子を育てていこうと思います。

健診は健診以上でも以下でもない

所詮、検診は検診です。病院ではないので、検診で引っかかったからと言って、ADHDや自閉症スペクトラムなどの診断が、即日下されることはありません。(傾向ありとは記載しますが)
その日に出来なくても、成長とともに、また、練習すれば出来るようになる場合もあります。
なので、検診で引っ掛ける側として言えば、検診で引っかかることを過度に恐れないで欲しいなと思います。
親の立場から言えば、何度も行くのは面倒ですけどね。

そして、逆に、病院ではないので、全ての異常が検診で見つかるわけではありません
検診で全く引っかからなくても、ADD(注意欠陥障害)なら、忘れ物が多い子と思われて、ADHD(注意欠陥性多動障害)なら、よくトラブルをおこす子とい言われつつ、学生生活を送っていくこともありますし、成人後にアスペルガーと診断されることもあります。

軽度ADDはこんなイメージです↓
ちなみに、ADHDはだいたいこんな子です↓

生まれ持っての特性で、極端に出来ないことがある障害ですから、いくら叱られても、努力しても改善しないことがあります。
もし、保護者が、なんだかやっぱり他の子と違うかも、なんだか育てにくい…と悩んでいるのなら、検診で引っかからなくても、専門の病院に行ってみて、アドバイスをもらうのも良いのではないでしょうか。