【汚染卵】フィプロニル入り殺虫剤卵がばらまかれた18の国と地域は?食べたらダメな食品は?

殺虫剤に汚染された卵がEU域内外に出回ったようです。

汚染卵を製造していたのはどこ?

ベルギーとオランダ、ドイツ、フランス韓国の養鶏場で、禁止されている殺虫剤「フィプロニル」を使用した飼育方法で汚染卵が製造されていたようです。

出回った18の国と地域一覧は?

汚染卵の出荷先は、EU15カ国とスイスと香港韓国だと報道されています。
現在EU加盟国は28カ国(フランス、ベルギースウェーデン、デンマーク、チェコ 、エストニア 、マルタ、ドイツ、ルクセンブルク、ギリシャ 、フィンランド、スロバキア 、ラトビア 、ルーマニア、イタリア、イギリス、スペイン 、オーストリア、ハンガリー 、リトアニア 、ブルガリア、オランダ 、アイルランド、ポルトガル 、ポーランド 、スロベニア 、キプロス、クロアチア)があります。
このうち、汚染卵の出荷先とはっきり報道されている国はベルギー、オランダ、ドイツ、イギリス、フランス、スウェーデンで、他がはっきりしませんし、始めの報道よりも発覚した地域が増えていっているので、EU産の卵製品は購入しない方が身のためですかね。

食べてはダメな食品は何?

日本の卵自給率は96%です。
また、4%はEU地域などから輸入していますが、韓国からの輸入はありません
汚染卵はいつから流通しているのかまだまだ不明ですが、そのほとんどは、すでにビスケットやケーキなどのお菓子等、加工品として流通しています。
殺虫剤の使用の発覚が6月ですから、ショートケーキなど、賞味期限が短いものは既に口の中へ消えていますので、これから気をつけるべきなのはある程度長期保存が出来るパウンドケーキやビスケット、ワッフル、シュトーレン

ロータスのカラメルビスケット…食べてしまった!!
焦って原材料見たら、卵不使用でした。

ベルギーといえば、ベルギーワッフル!という知名度のお陰で、次々とスーパーから姿を消していくベルギーワッフル。
日本国内のマネケンのワッフルは日本産卵を使用しているので大丈夫らしいです。
海外の食品を扱うKALDIのようなオシャレなお店の他に、業務用スーパーなどの(安めの)冷凍食品や100均のお菓子、IKEAの冷凍食品だと、EU域内で製造されているナゲットや冷凍パン、ビスケットなどの卵を使用したものが出回っているかもしれないので、注意が必要です。
EU産などのパンミックス粉、パンケーキミックス粉で、水を混ぜれば出来るような、卵成分がすでに含まれているものも注意したほうがいいですね。
マヨネーズ系のディップも卵が入っていいますよ。
コストコのパンは自社製造なので、卵は日本製だと思われますが、菓子類や冷凍惣菜は気をつけたほうが良いかもしれません。
また、ピータンは鶏卵を使用したものもあるようなので、中華料理店での外食は注意したほうが良いかもしれません。(香港産ピータンの可能性があります)

殺虫剤「フィプロニル」の危険性は?

では、フィプロニルってどれほど危険なのでしょうか?
もともとは、ペットのノミやダニの駆除に使用される薬剤で、少量の摂取であれば健康への被害は生じにくく、今のところ被害は確認されていないと報道されていますが、家畜への殺虫剤の使用は多量に使うことが多いでしょう。
世界保健機関(WHO)は、毒性は大量に使用した場合、人の腎臓や肝臓などに悪影響をもたらす恐れがあるとしています。
EUで、食品業界での使用を禁止していることも考えると、汚染卵の摂取は、安全では無いでしょうね。
政府の行っていることは当てにしないのが自己防衛ですから。