ヘアドネーションとは?髪の毛を寄付するって?
ヘアドネーションとは、髪【hair】を寄付【donation】することです。寄付された髪では医療用ウィッグが作られます。
そのため、病気や事故などで髪の毛を失った18 歳以下の子どもたちに医療用のウィッグを無料で提供するボランティア活動そのものを意味することもあります。
ドナーとなった芸能人たち
donation(=寄付、無償提供)する人はドナー【donor】となりますが、切った髪は捨ててしまってもったいないですし、臓器提供などよりも提供のハードルが低いですよね。ヘアドネーションはアメリカで始まったボランティア活動ですが、日本では、
- 水野美紀さん、
- 柴崎コウさん、
- ベッキーさん、
- 三吉彩花さん、
- 山田まりやさん、
- 熊田曜子さん、
- 片瀬那奈さん、
- ダレノガレ明美さん
どんな病気の子がかつらを使うの?
ヘアドネーションに参加しようかと考えた時、どんな子が使うんだろう、と気になりますよね。小児がんの子たち
- 白血病、
- 脳腫瘍、
- 神経芽腫、
- リンパ腫、
- 腎腫瘍(腎芽腫(じんがしゅ)、ウィルムス腫瘍)
頭部の腫瘍を摘出手術する際に、手術の妨げになるので髪の毛を剃ることもありますし、化学療法(抗がん剤)の副作用で髪の毛が抜ける場合もあります。
無毛症・乏毛症の子たち
先天性無毛症・乏毛症は、うまれつき毛がない、もしくは一部に毛が生えない病気。頭全体に髪が生えないつるつるのスキンヘッドみたいなもの【=全頭無毛症】を想像する方が多いのですが、一部分のみに毛髪が生えない、まだら状に毛がない場所がある【=限局性無毛症】もあります。
脂腺母斑(脱毛斑)、先天性皮膚形成不全など、一部の皮膚の異常では限局性無毛症になります。
また、原因は解明されていないですが、全身性エリテマトーデスなどでも無毛症が起こることから、自分自身の免疫が自分の毛根を攻撃しているのではと考えられています。
瘢痕性脱毛症の子
頭をやけどした、交通事故で頭の皮膚を…など、不慮の事故などで頭の一部の皮膚の毛根が死んでしまった場合、そこは毛が生えなくなります。怪我した皮膚の範囲が広いと、かつらが必要になるかもしれませんね。
ヘアドネーションするには…?
もし、髪の毛の寄付に興味が出たら、この記事をどうぞ!5歳児の髪の毛を寄付してみました。
実際に自分で寄付する方法を書いています。