合成化学物質の虫よけに抵抗がある
合成化学成分の虫除けを毎日塗りたくるのは抵抗がある子供に吹きかけるのには抵抗がある…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、生後6ヶ月未満の赤ちゃんは合成化学物質の虫除けを使わないように注意書きに書いてありますので、使えませんよね。
その場合、アロマの香りで虫を避ける、薄い生地の長袖長ズボンを履かせる…くらいしか対処方法はありません。
でも、シトロネラやユーカリ、レモンオイルなどのアロマオイル系の虫除けだと蚊に食われてしまって意味がない…
こんな悩みをもっているのは私だけではないはず!
やっぱり、キャンプや登山、公園遊びなど、ここぞというときにはきちんと効果のあるものを使って、虫を気にせずに、子供を思いっきり遊ばせてあげたいですよね。
そして、大人も刺されたくないですよね!
では、どの虫よけを買ったら良いのでしょうか?
メジャーな虫よけの合成成分2種を比較してみました。
ディート
昔からある虫よけ成分です。代表的なディート製品
ディートがなんと30%メリット
- 低濃度で効果がある
- ダニや蚊に(ヒルにも)効果がある
ダニ(ツツガムシ病やライム病を媒介する)
蚊(日本脳炎、デング熱、ウエストナイル熱、マラリアなどを媒介する)
デメリット
- アレルギーを起こすことがある
ディートが皮膚にかかると物質透過性が高くなる(異物が皮膚バリアを超えて体内に入りやすくなる)日焼け止めにディート成分の虫よけを重ね付けするというのはものすごく肌に悪そうですね。
- プラスチックを溶かす
多くのプラスチック、レーヨン、皮革に影響を及ぼす(綿、毛糸(羊毛など)、ナイロンには無害)ほとんどのディート成分入りの虫よけは、生後6ヶ月未満の赤ちゃんに使用しないように注意書きがあります。そのため、良かれと思ってベビーカーの車輪部分などに虫よけスプレーをかけようとする(私みたいな)ママさんも居ると思いますが、ディートをかけると溶ける可能性があるんです!高濃度じゃなければ大丈夫そうだけど、注意しましょう。
ストッキングも溶けることがあります!
イカリジン
比較的新しい虫よけ合成成分代表的なイカリジン製品
メリット
- プラスチックを溶かさない
- ディートより肌に優しい
デメリット
- ディートより高濃度で効果を発揮する
★7%溶液
ヤブカ(デング熱を媒介)に対して効果が少ないまたは効果が無い、
イエカ(西ナイル熱を媒介)に対しては2.5時間の効果
★15%溶液
ヤブカは約1時間
イエカは4.8時間の効果がある
"Insect repellents: which keep bugs at bay?" Consumer Reports, June 2006, vol 71 (issue 6), p. 6.
結局、どっち使う?
2種を比較してみましたが、ヤブ蚊の感染症(デング熱)を防ぐ必要がある地域に出かけるなら、ディート一択ですかね。ディートにアレルギーをもっているなら、ディートフリーのイカリジンかな。
イカリジンはディートと比べてまだまだ出始めなので、今後、思わぬ副作用の報告があるかもしれないし、どちらも必要最小限で私は使ってます。
でも、下の子は赤ちゃんだからまだ虫除け使えないし、上の子も、虫除けスプレーしてなかったほっぺたとか刺されてます(泣)
そして、パッチにお世話になるという。。。
かなり汗かくと剥がれますが、一番かゆい時に貼って、かき崩しを防止できたらそれでいいんです。