【実体験】1歳の手足口病!熱は高い?ピークはいつ?プールや保育園はいつから?【2017】

1歳半の下の子が手足口病になったのでまとめときます

手足口病とは?

手足口病は、口の中や、手、足などに水疱性の発疹が出る感染症です。
ウイルスの感染によって起こります。

手足口病の症状が出るまでは何日?

症状が出るのは感染してから3~5日後のことが多いようです。手足口病の子供などと遊ばせてしまったら、一週間くらいは「感染してるかも?」と思いながら生活したほうが良さそうですね。
ちなみに、我が家の1歳児は、怪しい発疹が出たのが感染者と接触して2日後でした。

手足口病の症状は?ピークはいつ?

手足口病の症状は主に3つですが、すべての症状が出ないこともあります。

発熱

約3分の1の確率で発熱しますが、38度から39度前半までがほとんどで、インフルエンザのように40度を超えることは稀です。
うちの子の発熱は、感染者と接触して2日半後で、MAXは38.6度。解熱剤を使用したのでそれ以上高くならずに済みました。発熱は半日間だけでした。

発疹

手、腕、足、太腿、おしりなどに2~3mm程度の水疱性発疹(水ぶくれのようなブツブツ)が出ます。
以前は手のひらや足の裏に発疹が出るタイプが多く見られましたが、ウィルスが毎年微妙に変化しているので、 発疹が大きめの年や、腕やおしりに発疹が出る年など、年ごとに発疹の位置や大きさにバリエーションがあります
また、発熱が先で、あとから発疹が出る場合も、発疹が出て、あせもかと思っていたら急に熱が出て手足口病だと気づくパターンもあります
うちの子の発疹は感染者と接触後2日目からあせものような細かい発疹が腕に出てきて、1日後には太ももやおしりに、2日後には口周りに広がり、3日後(症状が出てから4日目)には腕、手首、下肢、口周り、おしりに多くの発疹がみられピークに!
潰れたりしてゆっくりと終息に向かいましたが、完全にカサブタになったり消えたりしたのはあせものような赤みが出てから7日後でした。

口内炎

手足と同じように、口の中にも発疹が出ます。実は口の中の発疹が一番最初に出る症状のようですが、発疹が出たときには違和感はあってもほとんどの場合痛みはなく、小さい子は訴えも分かりにくいので、発疹が潰れ、食べ物がしみたりして痛くなってから気づくことが多いようです。痛みで食事が取りにくくなることもあります。
子供が痛がり始めてトマトなどを嫌がったのはあせものような発疹を初めて腕に見つけた日から2日後でした。

注意が必要な合併症、稀な合併症

稀に、髄膜炎、小脳失調症、脳炎、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺などの命にかかわる合併症になることがあります。
また、症状が消えてから1ヶ月以内に手や足の爪が剥がれ落ちることもあります(下から新しい爪が生えて自然に治りますが…)

手足口病の治療法は?

手足口病の原因は、ピコルナウィルス属。その名前にピコがついている点からも分かるように非常に小さなウィルスです。そのため、細菌感染と異なり、抗生物質が効きません
 ウィルスによる夏風邪のようなものですので、有効な治療法はなく、対処療法、つまり、熱が上がりすぎれば解熱薬、口内炎がイタすぎれば塗り薬…が治療の中心となります。

2017年のピークは?

手足口病は、主に夏に流行します。2017年のピークは7月末と予想されています。

手足口病は何度もかかる?

手足口病の原因となるウイルスはよく聞くだけでも9種類。
殆どがコクサッキーウイルスで型はA4, 5, 6, 9, 10, 16、B2, 5
他に、エンテロウイルス71(EV71)でも手足口病になります。
コクサッキーウイルスA6に感染して手足口病の症状が出て、一度治ったとしても、ウィルスの種類が違えば、免疫が異なるので、コクサッキーウイルスA16に感染してもう一度手足口病になることがあります。
コクサッキーウイルスA6、A16の2種類が2大勢力ですので、マイナーなウィルスにかからなくても、最低2回は手足口病に感染する可能性があります…

また、他のウィルスと比べて、EV71は神経系の合併症を引き起こしやすく、コクサッキ―ウイルスA6は手足の爪の脱落を伴うことがあります。

手足口病は大人には伝染りにくい?

手足口病に感染して症状が出るのは9割程度が5歳以下の子供や赤ちゃんです。
それは、手足口病のウィルスに初めて出会い、感染するから。
しかし、ウィルスは何種類もあるので、大人になってからでも、今まで感染したことのないウィルスの型に初めて出会うか、免疫が落ちていれば感染します。

手足口病の感染経路は?

手足口病の感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染
感染者のくしゃみなどで飛び散ったり、感染者のよだれや鼻水がついた手で触れたものを触れてしまい、たまたま目をこすって、粘膜から感染したり、オムツ替えなどで排泄物に触れた手の手洗いが不十分で、食事の際に口から入ってしまったり、些細な日常生活で感染していきます。
手足口病の感染力は強く、幼稚園や保育園、保育所、子育てひろばなどでは子供同士がくっついて遊んだり、トイレ後や食事前の手洗いが不十分だったり、鼻水を垂れ流している子や、まだ上手に鼻をかめない子、鼻をほじる子、爪噛みをする子、手で給食やお弁当を食べる子なども居るので、集団感染が起こりやすい状態にあると言えます。
感染したくないなら帰宅後や食前の手洗いうがいの徹底、外での食事を避ける、マスクを付けて外出するなどを徹底するしか無いですが、 症状がほぼ出ずに、本人も保護者も感染していると知らずにウィルスを撒き散らすこともありますので、注意しても感染する時は感染します。
手足口病のウィルスは熱やアルコール消毒では死滅しにくいですが、十分な流水手洗いで洗い流し、酸性アルコール消毒すればかなり減らせるようです。
普通の除菌アルコールではなく、酸性のアルコール消毒剤を使ってくださいね。

手足口病にかかったらいつから登園出来る?

手足口病は学校を休まなければならない感染症に指定されていません。それは、手足口病に感染したからといって、重篤な(生死に関わる)症状が出ることが確率的に少ないこと、発疹が治っても、ウィルスは2週間から1ヶ月近く排菌されるため、その間ずっと登校登園を禁止するには(症状が軽い割に)長すぎるということなどが理由とされています。
そのため、保育所や幼稚園の設けている基準まで解熱さえすれば、登園可能であることが多いようです。
私立の園によっては個別に基準を設けているところもありますので、心配なら園に確認を。

手足口病に感染後のプールやお風呂はいつから?

手足口病に感染中であっても、身体がしんどくなければお風呂やシャワーをしても構いません。
しかし、他の人にうつしてしまう可能性が高いので、他の人と一緒に入るのはNGで、お風呂は一番最後になります…タオルの共用も避けて下さいね。
小さい子だと、シャワーで済ますのが現実的ですかね。

プールや水遊びがいつから出来るか、というのは、状況によって異なります。
ひとりっ子のおうちプールでしたら、解熱後、疲れない範囲でしたら可能です。紫外線や外気の下での入水は体力を使いますので、いつもより短めに切り上げて下さい。
一方、兄弟がいる場合、一緒におうちプールをすると、感染させてしまう可能性が高いので、少なくとも水疱や発疹が治りきってからを目安にしたほうが良いです。
他のご家庭の子とおうちプールをする場合は、自分のご家庭以外に感染を広げる可能性があるので十分相談して後々トラブルにならないような配慮が必要です。
園のプールは園と相談してから時期を決めたほうが良いです。

レジャー施設など多くの人が利用するプールは、いくら塩素が入っていても、いろいろな菌が浮いていますので、体力が回復し、水疱や発疹が治りきってから行くようにしないと、別の病気をもらってくる可能性も有りますので注意が必要です。

手足口病は家族間で絶対に感染する? 

下の子のよだれが家の様々なところについたりしてるのですが、とりあえず手足口病のようなノンエンベロープウィルスにも効果があるといわれている除菌アルコールスプレーをふりかけています。
対応に限界があるのですが、上の子に感染する気配が無いので、今回のウィルス型に上の子は既に小さい時に感染していて免疫があるのかもしれません。