鶏胸肉を簡単に柔らかくする方法6選。にがりと重曹はどちらが効果的?

柔らかくジューシーな鶏もも肉とくらべてぱさつきやすい鶏胸肉を柔らかくする方法2種を比較してみました。

鶏胸肉をやわらかくする料理方法

  • 片栗粉をつけて茹で、つるんとした舌触りに
  • 鍋で煮込む
  • 加熱途中でフライパンの火を消し、蓋をして蒸す
色々あるけれど、料理方法が決まれば、レシピもほぼ固定されてしまいます。
料理方法に影響されないようにするには、調味料で柔らかくするか、切り方を変えるしかありません。

鶏胸肉を調味料で柔らかくする方法6選

  • 酢を入れて保存する
  • 砂糖をまぶして味付けする
  • マヨネーズをつけてから炒める
  • 塩や醤油で下味をつける
  • にがりを入れて保存する
  • 重曹+塩を入れて保存する
酢で保存されているオイシックスの鶏肉は、ある程度柔らかいものの、酢の酸味が抜けきらず、家族に不評です。却下。
おかずが甘いのも我が家ではNGなので、砂糖却下。
卵アレルギーがあるのでマヨネーズ却下。
しょうゆ味固定になるので醤油を却下。
消去法でにがりVS重曹+塩をやってみることにしました。

鶏胸肉を柔らかくするにはにがりと重曹どちらが効果的?

鶏胸肉を漬ける

買ってきた鶏胸肉を2つ(200gずつ)に分け、ビニール袋に入れます。
一方ににがり10mlと水15ccを入れ、なるべく空気を抜いて密封します。
もう一方の鶏胸肉の袋に重曹とあじしおを小さじ1ずつふり入れ、さらに水15ccを入れ、密封します。味塩はなんとなくにがり成分とか入って無さそうですよね。
そのまま冷蔵庫で1日半放置しました。

鶏胸肉を切ってみる

冷蔵庫から取り出し、一番柔らかく感じやすいそぎ切りにします。
にがりの方は売っていた時とほぼ変化ない少し白味がかった鶏胸肉ですが、重曹+塩に漬けた方は赤みがかって明らかに別の様相を見せています。また、重曹のお肉のほうがぬるんとした触り心地でした。

鶏胸肉を焼いてみる

同じ条件にするため、同じフライパンで同時に焼いて、途中で火を止めて蓋をして蒸すように仕上げました。

左がにがりで漬けた鶏胸肉。一般的な鶏胸肉を炒めたときと同じような色合いです。
↓一方、こちらが重曹+あじしお。なんだか豚トロみたいな色合いで、みるからに断面もぱさついていません。期待大。

試食

食べる前からもう勝負あったようなものですが、とりあえず1個ずつ食べてみます。
にがりで漬けた鶏胸肉は、パサつきが無いとはいえないものの、パッサパサではありません。少しもっちりした感じで、バンバンジーなどには良さそうです。また、にがりの味はせず、肉の味が濃く感じます。
重曹+あじしおで漬けた鶏胸肉は、もはやこれは鶏もも肉なのでは…?と疑うくらいじゅわっと肉汁が出てジューシーです。 塩味も適度についているので、野菜炒めや唐揚げなどに良さそう。逆に、バンバンジーなどには向きません。

冷凍保存後はどちらが美味しい?

作りすぎて冷凍保存することも想定して、残り100gずつを冷凍保存してみました。
半解凍して、今回は切り方を変え、ぶつ切りし、2種とも鍋に入れました。
結果、にがりで漬けた鶏胸肉はパサパサに感じられました。
重曹+塩のほうがしっとりでしたが、フライパンで焼いたときほどの感動はなく、ものすごく美味しいとまでは言えませんでした。これが素材の限界なのだと思います。

結果

  • 重曹+塩で漬けて、冷凍保存せずにそのまま料理したほうが美味しい。
  • ぶつ切りよりそぎ切りの方が美味しい。
  • 茹でるよりも焼いたほうが美味しい。
塩分が気になるので、離乳食の1歳児にはにがりを使うと思います。

最後までお読み下さりありがとうございました(*´∀`*)