切迫早産妊婦の大病院への転院の基準は?
入院や出産、手術を扱う個人の産婦人科病院から大病院(総合病院等)へ転院となる基準は、その個人病院での診療能力を超える状態になったら。つまり、既に入院していたら、現状より悪化したら、ということになる。
具体的には、
- 胎児が生まれてすぐ小児科(未熟児、新生児科)的な処置が必要なほど未熟で生まれそうになっている(ほど子宮頸管長が短い)
- フォロー中に胎児に異常が見つかった
- 母体の状態が思わしくない(妊娠中毒症などのコントロールが悪い、子癇とか)
個人都合で転院するには
では、病院が気に入らないとか、義母の襲撃が怖いとか、急に離婚が決まって引っ越すとか、個人的な都合で転院する場合、どうしたらいいのか。正式な転院手続きは以下の通り。
- 転院先の目星を自分(と家族)でつける
- 目星の病院に転院可能か(病室の空きがあるか、治療してくれるか)問い合わせする
- 現在の病院の担当看護師さんか主治医に転院の希望を伝える
- 主治医に診療情報提供書を書いてもらう。(現在までの妊娠経過と治療状態、胎児の検診結果の経過などがないと引き継ぐ医師が困るので必ず必要!!)
- 診療情報提供書を目星の病院に持って代理人が受診(もしくはFax等で)
- 目星の病院から転入許可が降りたら、受け入れ可能日、転院日を日程調整
- 転院