迷惑な千歳飴が今年もやってきた…
11月、憂鬱なイベントが今年もあります。幼稚園の七五三イベント。毎年、不二家の千歳飴を頂いて帰るのですが、ミルキー系の脱脂粉乳っぽい味なので、乳アレルギーの上の子は、食べることが出来ませんでした。
そもそも、3歳時には飴も与えてなかったのですが。。。
しかも、丁寧に赤白2本も持って帰ってきます…
親もそこまでアメが好きなわけでもなく、下の子に与えるわけにもいかず…
この大量の飴に毎年頭を悩ませ、結局、少し味見して断念し、こっそり捨てていました。
千歳飴の原料は何?
不二家の千歳飴は、「ミルキーをベースに生クリーム(乳脂肪分47%)を全重量中約3%使用した、高品質の千歳飴」だそうです。その原材料は、
ピンク:水あめ、加糖練乳、砂糖、生クリーム、植物油脂、食塩、でん粉、乳化剤、着色料(紅麹)ピンクも白も、ほぼ同じ原材料で、紅麹が入っているかどうかしか差がありませんでした。
白:水あめ、加糖練乳、砂糖、生クリーム、植物油脂、食塩、でん粉、乳化剤
原材料を見てみると、水あめなどのネチャネチャ歯にくっつくものは入っているけれど、砂糖や生クリーム、紅麹など、子供に安全な原材料が使用されていました。
タール系の着色料やアセスルファムKなどの人工甘味料が入っていれば今年もすぐ捨てたと思います。
不二家のミルキー千歳飴の栄養成分は?
不二家の千歳飴の栄養成分は、なんと非表示です。なので、乳タンパク量がパッケージを見ただけではわかりません。
内容量も1本としか記載がなく、重さや長さも記載されていません…
しかし、不二家の七五三定番の千歳飴を小さく食べやすいミニサイズにした「ミルキーミニ千歳飴袋」には成分表示表が記載されているので、推測で栄養成分を割り出すことは出来ます。
ミルキーミニ千歳飴袋 (※期間限定商品)
ミルキーミニ千歳飴袋にはミルク味といちごミルク味の2種類が入っています。内容量は80g(個装紙込み)、1個は2cmほどの長さです。
原材料名
ミルク味:水あめ、砂糖、加糖練乳、生クリーム、食塩、乳等を主原料とする食品、香料(乳由来)1本の長い千歳飴と比較すると、ミニ千歳飴では、加糖練乳の量が少なくなり、香料などが加えられていることが分かります。
いちごミルク味:水あめ、砂糖、加糖練乳、生クリーム、食塩、香料(乳由来)、着色料(野菜色素、紅麹)
逆に、長い千歳飴では、その形を維持するために、植物油脂、でん粉、乳化剤が加えられていることが分かります。
栄養成分表示
ミルク味 1粒(標準3.0g)当り :熱量13kcal たんぱく質0.1g 脂質0.2g 炭水化物2.6g ナトリウム4mg カルシウム2mgミルキーミニ千歳飴の栄養成分を見てみると、どの味でも大差ないことが分かります。
いちごミルク味 1粒(標準3.0g)当り :熱量13kcal たんぱく質0.1g 脂質0.2g 炭水化物2.6g ナトリウム4mg カルシウム2mg
つまり、乳等を主原料とする食品や香料、着色料は栄養成分に影響しないほど少ない量ということですね。
不二家の千歳飴1本の栄養成分は?
さて、不二家の千歳飴1本は、パッケージ込みで32g、16.5cm程度の長さです。なので、多めに見積もっても、
1本(32g)当り :熱量138kcal たんぱく質1.0g 脂質2.1g 炭水化物27.7g ナトリウム42.6mg カルシウム21mg
くらいかと思います。
植物油脂とデンプンが加えられているので、カロリーや脂質、炭水化物はもう少し高いかもしれません。
上の子は乳アレルギーがありますが、減感作療法の結果、乳タンパク1.0gまでは摂取出来るので、
1本分食べても死なないことが分かりました。
大量の千歳飴をリメイクしてみた
乳成分や油脂の入っていない飴なら、- 煮物などに砂糖のかわりに入れる
- 紅茶やコーヒーに砂糖のかわりに入れる
ミルキー千歳飴の原材料を見てみると、乳成分、糖類、油脂、食塩で構成されています。
なので、これらを使うような料理に加えれば違和感なく食すことが出来るはずです。
ぱっと思いつくのは、
- HBで食パンを作る時に入れる
- HMと混ぜてホットケーキを激甘仕様に
- シロップにする
- フレンチトーストに使う
- りんごなどのミルク煮
- 牛乳に溶かしてアイスクリーム
- もち米と混ぜて甘餅
HBで食パンを作る時や、HMに入れる場合には、溶かしてから牛乳のかわりとして入れます。
砂糖は加えず、や食塩は気持ち控えめにしてくださいね。
アイスクリームにする場合には、軽く砕いて牛乳にドボンと漬けて、冷蔵庫に放置し、自然の溶けるのを待ち、あとはアイスクリームメーカーへ。
シロップにするには、砕いて、飴の重量の2倍の水を加え、電子レンジ500Wで1分~1分半ほど温めます。(乳成分が焦げるので30秒ずつ様子を見ながら追加するのが安全)
ミルク煮の場合は牛乳を水に変え、砕いたミルキー千歳飴を入れればOK
もち米と混ぜて、餅つき機に入れ、甘餅(砂糖ミルク餅)にした場合は、あまり日持ちがしないので早めに召し上がってください。
もち米と水を入れて作る餅つき機の場合は、軽く砕いて入れるだけで、勝手に熱せられて溶けるので大丈夫です。
(ちなみに、ハイチュウでも作ってみましたが、酸味料が入っているため、とっても不味かったです)
ミルキー千歳飴をフレンチトーストにリメイク
袋の上から千歳飴2本をバキバキに折ります
180ml程度の水を電子レンジでチンするか、ティファールなどの電気ポットで沸かします。
バキバキの飴が入ったボウルに熱湯を注ぎ込みます
少しずつ溶けてきました。1時間ほどで自然に溶けてました
卵1個を加えて、パンを浸して、油を引いたフライパンで焼きます。
今回はココナッツオイルで焼いたので、かなりお菓子感が出ました。食パン2枚分をフレンチトーストにしましたが、上の子と下の子がほぼ半分ずつ食べ、湿疹なども出ませんでした。
私も味見しましたが、激甘でした。
乳アレが無ければ、牛乳に千歳飴を1本溶かしたものを使って、濃厚なミルク感と程よい甘さを味わえそうですね。