小さいわけでは無いけれど、寝相が悪いとお腹が出てしまう…
ガーゼ生地のチュニック風パジャマを探したけれど、キッズサイズはなかなか売ってない。
かといって、もう一度110サイズを買い直すかと言われると、値段が値段だけに躊躇してしまい、 パジャマの無料型紙を探すことに。
でも、ボタン付けが面倒だし、型紙も複雑で、無駄になる布も多そうで、ますます躊躇。
型紙なしの和裁で…と思ったけれど、甚平とか半袖ばかり…
発想を変えて、ボタンとか無くして、チュニックやスモックブラウスでいいんじゃない?と。
クレヨンを使いだした1歳児にスモックを作りたいと思ってたから、2着一気に仕上げることに。
ただ、ズボラな私はあまり布が出るのとか、チャコペンで細々印をつけるのとか苦手なんです。
なるべく余り布なしで、型紙なしで、切る回数も縫う回数も少なくしたい!!
市販の子供服の本や幼児スモックのフリーの型紙とにらめっこして、超簡単に作る方法を考えました。
クレヨンで汚すし、パジャマだし、着れたらいいんです。
冬のトレーナーの上でも着れるように大きめサイズにしました。
型紙なし一枚布でガーゼスモック
材料
- ダブルガーゼ(必要サイズは下に記載)
- 糸
- 平ゴム
- バイアステープ(あれば)
超簡単スモックの作り方
1.布を裁つ
2.袖となる部分を縫う
切れ目を入れた部分の上側を半分におり、切れ目部分まで縫います。今回は袋縫いのため中表ではなく中側が裏で縫い進めています。
3.胴体部分(縦)をくっつけて縫う
胴体部分の布の左右の端を縫ってくっつけます。胸元の切替部分があいていますが、なんとなく服っぽい?
4.胴体部分(横)をくっつけて縫う
胴体前側の布が後ろより長く、少し余るので、中央でタックを寄せます。男の子だったら脇部分にタックを寄せて調整したほうがいいかも。
5.頭を入れるところを切り取る
中央から左右に各10センチ、前側5cm、後ろ2cm(90サイズの場合)で印をつけ、フリーハンドで滑らかにつなぎます。切り取るとかなり服っぽい。あともう少し。
6.首元(裏)にバイアステープを縫い付ける
今回は切り取った首部分の余り布をバイアステープの代わりにしました。市販のバイアステープだとささっと出来そう。平ゴムを通す部分を縫わずに開けておくのをお忘れなく。
7.バイアステープ部分に平ゴムを通す
8.袖部分を三つ折りに縫って平ゴムを通す
袖部分が少し長過ぎるな~というときは、三つ折り部分の幅を太めにとれば微調整出来ます。ゴムで絞るので長くてもあまり問題ないかとは思いますが…
9.裾部分を三つ折りで縫う
完成
あとで知ったのですが、こういう一枚布で服を作る方法は1枚裁ちと呼ばれるようです。首元に入れるゴムをゆるめにすると、袖が長くなります。
103cm16kgの4歳児には今、袖がちょうどの長さなので、次の夏には7部袖として着てもらおうと思います。トレーナー等の上にも着れるように幅はたっぷりとったので、110cmサイズ7部袖としてもまだまだ使えそう(*´∀`*)
追記:子供が2歳、5歳になりましたが、肌触りが良いためか、真夏以外まだ着ています。
1歳、4歳の頃はスモックとして服の上に着ていましたが、今は、パジャマとして1枚で着て、その上からスリーパーを着せたりしています。
布の選び方のせいで、赤ちゃんが着ても何となく園児風?
背中側に一切切り替えがないのでそのまま昼寝しても安心です。
一人目の時はとにかく早く赤ちゃんじゃなくなって欲しい、スタイリッシュな格好をさせたい!と思っていたのですが、二人目だと子供らしい格好も可愛いもんだなぁ~と思えるようになりました。
幼稚園や保育園でも、手作りのスモックが必要な園もあるみたいなので、縫い方参考になれば(^o^)
必要な布の長さは追記しました↓
無料型紙なしで簡単!スモックの作り方80-90【1歳2歳】
100、110サイズに必要な布は下記の通りです。縫い代不要で裁断して下さい。
100サイズは袖口を三つ折りにしてゴムを通すと、ちょうどいい感じの袖の長さになります。
110サイズは袖口を三つ折りにして縫い、ゴムを通すと七分袖になります。
布の耳の部分を利用すると普通の長袖の長さになります。
布幅が105cmなのは、110cm幅のガーゼを水通しし、アイロンで目地直しをするとそれくらいに縮んだからです。あまり縮まなかった場合には、袖部分の長さは変えず、胴体部分を増やして下さい。

ガーゼ生地の袋縫い
袋縫いってなんだーって方のためにちょこと説明。袋縫いは体に直接当たる衣類(肌着)などに使用する、縫い目や布の端が身体に当たらないようにする縫い方。
赤ちゃんや子供の衣類に使われることが多いです。