0:100もらい事故③【過失割合是正?格落ち?論争準備】

もうすでに精神的に大きな負担を負っています。子供と主人の世話と気持ちばかりの仕事をしながらでも、自動車事故というのは、人身でなくても、車が動かない状態でなくても、すごい負担です。

次の朝に保険会社から電話がかかってくることが分かっているので(かかってこなかったとしたら、それも大問題ですが)出来る範囲で入念に下準備していきます。

過失割合は本当に0:100?

今回は完全にこちら側が停止していたため、貰い事故となり、過失割合は0:100となるはずです。車間距離を詰めていなくても、歩道分+国道にはみ出していた分バックすれば、ぶつかることもあるでしょう。
ちにみに、歩道幅は1.5m以上はあったと思います。国道の両側に歩道があれば最低限が1.5mなので。
道路構造例では歩道の幅員は、歩行者の交通量が多い道路にあつては3.5メートル以上、その他の道路にあつては2メートル以上とするものとする

やむを得ない場合1.5mまで縮小可能. (幅員

出典:「道路構造令の解説と運用(日本 道路協会)

そのため、計算すると、歩道をまたいで国道に頭を出していた車が歩道を通行者に譲ろうとした場合、最低でも1.5mはバックしていることになります。

私はいつも最低限、前の車のナンバーが読み取れる距離以上あけることを意識しています。
トヨタは車一台分あけるようにサイトで訴えてました。ど田舎に住んでない限りあり得ないと個人的には思います。
https://www.toyota.co.jp/mobilitas/anzen/vol29_1.html
そんなにあいてたら詰めろよ!と周りが思うだけでなく、民度の低い地域で停車していたら車のトラブルかと勘違いされて横から追い越し横入りされたり、危険です。

信号の停止線から距離を取りすぎて停止しててもみんな追い越して前に入りますよ。病院や店舗前の送り迎えでの停車等が駅前は多いので、ぼーっと待っていたら時間無駄にするし。

ネットの意見を総合すると、1.5~2mが停車中の車間距離として妥当そうでした。実際に鏡張りのビルに映る姿を見ると、ナンバープレートが見える距離を意識するだけで、思った以上に車間距離ってとってあると思います。

さて、車間距離を詰めすぎていなかったことも、停止していたことも私と相手の記憶では今のところ明白なのですが、証拠はありません。証言のみです。

もし、相手の証言が変わったりした場合、物的証拠を集めなければなりません。

店舗や近隣の防犯カメラを見せて頂く、そして、原因を作っておきながらさーっと行ってしまった通行人を探し出さなければならない可能性があります。

つけときゃよかった 車載カメラ と、後悔だけしておきます。
うん。お正月のセールで買おうかな。

警察署で書類は見せてもらえる?

今回は相手が呼んでくれ、そしてー、人身ではないのでさーっと帰っていった警察。どこの警察署かさえ知りません。そして、分かったとしても、今回の事故に関する書類が弁護士サン等以外に公開されることは、個人情報保護の観点から無いそうです。
ただし、相手の名前部分を読まずに、それ以外を読み上げてくれる場合もあるらしいので、ボイスレコーダーかスマホを持って行く価値はあるかもしれません。
ただ、物損のみの場合は、すごく雑に書いてあるだけで、「甲と乙が○○で事故」くらいのざっくりしたものである可能性も…今回はコレの予感がプンプンします。

該当する判例タイムズのコピーを送ってください


結局、明日になって、0:100でなくなるというか、相手(の保険やさん)が1:9とか言ってくる可能性は捨てきれませんので不安が拭いきれません。
覚悟だけしておきますが、もし、貰い事故でないと主張してくるのなら、それなりの過去の事例が必要かとも思います。過去の事例集は「判例タイムズ」というそうです。
なので、こっちが素人だと踏んで無茶を言われそうになったら「該当する判例タイムズのコピーを送ってください」 と、バカの一つ覚えのように繰り返すことに決めました。

車体の格落ち

乗り潰すと決めている場合は問題ないのですが、これから車を売って乗り換え予定であったり、今後そういったことを考える際に、「事故車(修復歴車)」となってしまうと、査定額が下落します。
事故によって査定額が落ちたりして、経済的損失を負うことを「評価損」「格落ち」「事故落ち」「査定落ち」と呼ぶそうです。
裁判等をしても、修理額の10~15%が認められれば良い方で、乗り潰すなら問題ない、きれいに直したから大丈夫、などと押し切られる方が多いのだとか。

修復歴車の定義


修理したからといって、全てが事故車扱いになる訳ではなく、日査協、公取協などの統一基準として修復歴車と定義されているのは、

骨格(フレーム)部位等を交換、あるいは修復(修正・補修)したもの

 骨格とは、ボンネットタイプだと、
  1. フレーム(サイドメンバー) 
  2. クロスメンバー 
  3. インサイドパネル 
  4. ピラー 
  5. ダッシュパネル
  6. ルーフパネル 
  7. フロア 
  8. トランクフロア
 (1)から(8)の骨格部位に損傷があるもの又は修復されているものは修復歴となります。但し、ネジ止め部位(部分)は骨格にはなりません。

詳しくは下記ページが参考になりました。↓図解あり
中古車の査定ー修復歴の考え方http://www.jaai.com/sateidojo/expert/08.htm

格落ちを保障してもらうには

格落ちに関しては交渉すらしてくれない場合が多いとのこと。
ただ、交渉が出来る可能性がある条件があり、
  1. 新車で購入してあまり年数が経っていない
  2. 走行距離が少ない
  3. 骨格部分に損傷
などに該当すれば、交渉は出来そう。
下記サイトには交渉のテクニックも書いてありました。
格落ちしない理由を説明してもらう、社内基準の書面での提示を求めるなどとっても参考になりました。

http://www.sonpo-direct.com/negotiation3.html


今回は、
①新車購入で一回目の車検もまだ迎えていない状態
という点と、少し前に車の取手がとれた時に
②簡易査定をしている
という2点に加え、
義母名義の車であるという精神的なプレッシャーも後押しして、もしも、骨格部分まで損傷が及んでいる場合、どこまで保証してもらえるのか、交渉の準備だけしておきます。
骨格部分まで及んでないのが一番ですが!!

さて、最後に、ディベートの際に最も重要といっても良いのは何だか知っていますが?

ディベート甲子園強豪校卒の私が授業などで教えてもらい、また、ディベートに参加して使った2つのポイントがあります。

冷静は最大の武器

感情的にならずに常に冷静に。感情論に訴えるとしても、常に心は冷静で。

重要なカードは手元に残しておく

手の内を先に見せてはいけません。ポイントを抑えて小出しに。
そして、重要なキーカードはとどめを刺す直前まではほのめかす程度までで出してはだめです。
会話の主導権は握るようにすること、不必要な情報を相手に与えないこと、以上を気をつけて保険会社との交渉をしてみようと思います。