次女とのほぼ無職ぐらしと長女の時の常勤女医ぐらしのいち日のスケジュールを比較してみた。
子持ち兼業主婦VS専業主婦どっちが大変?!
赤が、自分一人、もしくは自分と次女だけの時間。緑が長女がいる時間(なんだかんだで手が掛かる(´・ω・`))
黄色が自分の勉強などにあてれそうな時間。
外科系だとカレーは飲み物!って感じなので、離乳食ってなんで1時間も食べさせなきゃいけないんだろう、と、悲しくなる。決して拒否しているわけではなくて、ゆっくり食べているのでやめどきがわからないし(T_T)
いや、どう見ても、共働きの時が忙しいでしょ!
朝は病棟到着まで分単位で計算してたし、2時に授乳後、洗濯機から乾燥した洗濯物出してたたんだり、深夜のコールで起きたり、よく出来たな、自分。今コレをやったら、完全に身体こわす自信がある。
専業主婦になって(夫の)休日の過ごし方が変わった
共働きだと、土曜日の半日か、日曜日のどちらかにシーツの洗濯とかたまった洗濯物や洗い物とか、掃除機掛けとかをしなければならない。しかも、当直なども考慮すると、2~3週間に一回夫婦で大掃除という感じ。
で、掃除が終わったら、平日子供の相手をしてないので、罪滅ぼしのようにお出かけしてクタクタになる。
妻が無職だと、 平日に掃除が済んでいるので、主人はためらいもなく病院のソフトボールの練習や義父とのゴルフに出かけていき、夕ごはんを家族で外食したり2~3週間に一回くらい少しお出かけしたり。
主人は家事をほぼしない人間になった。
結局、主人のQOLが上がったのは確かなようだ。
子持ち専業VS兼業女医 精神的に楽なのはどっち?
私は母性が少ない人間なので、ほぼ24時間こどもといるのはしんどい。なので、働いていたほうが、こどもとの時間を大切に出来るし、より濃厚に関わりを持てていたと思う。
しかし、論文を書いたり、自分のスライドの準備をしたり、勉強に当てる時間が少なく、そういったイベントが重なると、子供のことは「とりあえず生きていればいい」というくらい手抜きになったので、長女はいつのまにか歯が生え、いつのまにかつかまり立ちをし、いつのまにか歩いていた。
3歳児検診にはオペ日と重なっていたので連れて行かなかった。
2回検診に連れて行かないと、ブラックリスト入りするので、保護者としてはギリギリの生活といってもいいかもしれない。
また、残業がある程度までしか出来ない、呼びだされても急には行けない、など、医師としてもギリギリの生活だったと思う。
次女と一緒の時間はゆっくりと過ぎる。同じ時間を共有しているが、四六時中かまっているわけでもなく、同じ空間で過ごしている感じ。長女の時より、薄い時間が過ぎていく。
そして、働いていないことへの罪悪感が常にある。
専業でも兼業でも、鈍感力のない人間には生きづらい世の中なのかもしれない。
仕事復帰はいつが良かったのか
職場に戻るのは、赤ちゃんが生後6ヶ月を超える前がベストだと、2通りやってみて気付いた。理由は、
- 本格的な人見知りが始まる前なので、保育園や託児所などで保育者がほぼ固定されているなら、赤ちゃんの負担が少ないから。
- ホルモンの影響で、身体はしんどいながらも、変なやる気があるから。
オムツ替えして手を洗って帰ってくるまでにかかる時間が10分だとすると、一日に100分くらいオムツ替えして、その対価は0円だとか考えなくて済むし。
毎日同じリズムで暮らすことは赤ちゃんにとってもメリットがいっぱいだ。
6ヶ月くらいまでは、 赤ちゃんに頻回なお世話が必要なので、かわって欲しいくらいだったし。
だが、6ヶ月を超えると、じわじわと赤ちゃんのお世話が楽になって、ホルモンも落ち着いて、「もう、このままでもいいかも 」と、思い始める。
離乳食を1時間ずつ3回食べさせて、その対価は0円だと気付いて、ふと、虚しくなるけども、復帰しようという気力が保てるのが生後6ヶ月くらいなのかもしれない。
もう手遅れな私。どうしよう。