ウテメリン内服はいつまで?効果は何時間できれる?
ウテメリン錠5mg（＝リトドリン錠5mg）の内服をいつ中止するか悩むので文献検索。
今回も、本家大元のキッセイ薬品工業株式会社から資料抜粋。
薬物動態
- 1. 血中濃度１）
- 本剤10mgを健康成人5例に単回投与した際の薬物動態パラメータは下表のとおりであった。
健康成人に10mg単回投与時の薬物動態パラメータTmax(hr) Ｃmax(ng/mL) AUC(ng・hr/mL) T 1/2(hr) 1.0 9.9 29.85 0.20及び1.36 - 2. 尿中排泄１）
- 本剤10mgを健康成人に単回投与した際，投与後48時間までに投与量の85.5%が尿中に排泄され，そのほとんどは投与後12時間以内に排泄された。
- 内服後1時間で血中濃度が目標値に上がる。
- 血中濃度が半分になるのは1時間20分後。
- 12時間後にはほとんど（80％くらい）が体外へ。
出産直前に本剤を投与した場合には，出産直後の授乳を避けることが望ましい。
[動物実験（ラット）で乳汁中への移行が報告されている。]
と記載されている。
今晩生むつもりで、昼まで飲んで、安静で粘るか、明日朝から生むつもりで夕まで飲むか。。
夕まで飲んで朝から陣痛で昼に産めば内服から18時間だから授乳出来そう。まぁ、初乳がすぐ出るのか疑わしいけど。
でも、薬物動態見てると、半減期早すぎて、飲んで一時間半したらほとんど効いてないようなもんなんだなぁ、と、しみじみ。。
「安静のみ」と「安静＋ウテメリン内服」で有意差がなかったという論文が多いのも納得。
